CG Making Photo Shop LE Painger Classic

線画の分離(Painter Classic)

水彩部分と線画の部分を分離します。

PhotoshopLEはPainter独自の形式、RIFF形式を開いてくれません。
なので、PhotoshopLEで加工するためにも、一度ここでPSD形式で保存します。が、前にも言ったようにRIFF以外の形式は自動的に「乾燥」を行ってしまいます。

これだと水彩部分と線画部分が一体化してしまうので、ここらでちょっと裏技を。

先ず、編集()→全て選択(A)もしくはCtrt+[A]で画面を全選択します。

全選択されたら、なげなわ、選択、フローター調整(赤線で囲まれたツール)のどれかを使って、選択範囲内をクリックします。

すると、左のように色が消えてしまいます。

今まで塗った色が全部消えてしまうので驚いてしまうかもしれませんがご安心を。

下にあった線画がフローター(Photoshopでいうところのレイヤー)化し、水彩レイヤーよりも更に上に来ただけなのです。

←図にするとこんな感じのはず。

この状態をキープして(選択範囲の外をクリックしてはいけません。線画が再び水彩レイヤーの下に沈んでしまいます。)、ファイル(F)→別名で保存(A)でファイルの種類を[Photoshop]形式で保存します。

上のようなダイアログボックスが出てくるので、OKをクリック。
この時、初めて「乾燥」を行う事になります。
これで、線画と色塗り部分を分けて保存することが出来ました。

左が保存完了時点のレイヤー構成。乾燥を行ったので、水彩レイヤーは存在しません。

+オマケ+
上記の方式で保存すると、何故かファイルサイズが無駄にでっかくなります。
本来なら10MB前後のデータなのに、ファイルサイズを見ると31.1MBとなっています。
どうやら、Painterのフローターは無駄にファイルサイズを喰ってしまうようです。
※Photoshopで開いた後、適当に動作を起こして、保存すれば、サイズは一気に本来のサイズになるんですけどね。
「んなアホみたいなサイズやってられっかい」という人の為に別の分離方法を。
方法は簡単。乾燥をする前に一度、画面を全選択した後、バケツツールでキャンバスを白で塗りつぶしてしまうのです。
上が塗りつぶした状態。キャンバスに描かれている線画が塗りつぶされて、色塗り部分だけ残ります。
PDS形式で乾燥しつつ、保存すれば完了。
この方法ならフローターを作らず、色塗り部分だけを保存できるのでファイルも喰いません。
ただし、この方法を使う場合、線画のデータを別に取っておきましょう。
線画が無くなってしまったら意味がないですから。

≪着彩03

加工≫

*** Vignetta Calle ***
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